空想前線

空想前線の世界観設定まとめです。

月見家空想前線*1 世界観

空想前線の主な世界観についてです。

 

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「誰からも愛された雨下はもう居ない。
残ったのは無彩色の笑顔だけだ。
だから 俺が 取り戻す。

この世界を、 変えてみせるんだ。」

暖かい幸せの温もりと冷たい嘆きの声。
微かに残る無彩色の笑顔に溺れぬ日々を行け。

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幸せをテーマにしたちょっとだけ切なめのリアルファンタジーです。

貴峰(きみね)、利世(りよ)、灰芽(はいめ)、舞瀬(まいせ)という四人の高校生に

よって作られた「星の書」という本。

その本には一つの世界で暮らす人間の「設定」が事細かに書かれていました。

灰芽がキャラクターデザインを作り、利世が性格を決め、

舞瀬がそれをまとめ、貴峰がその本を保管する。

仲良しな四人組の、ひとつの共同作業。

そして星の書には四人で決めたルールがありました。

 

ひとつ、この世界の人々はせに暮らさなければならない

ふたつ、一度決めた語を改ざんしてはならない

みっつ、破られたページのキャラクターは物語に渉してはならない

 

このルールのもと、三人は星の書を作り進めていきました。

 

 

ですがそんな星の書のルールを、事もあろうに本を保管する貴峰が破ったのです。

彼は一度決められた物語を書き換えてしまいました。

「この方がみんな幸せになれるはず」

そう思って改ざんされた物語。

三人の努力によって作られた物語の人間は、驚くことに命を持っていました。

そして貴峰は本の中の神様である雨下(あました)と対峙し、その歪みで

物語の中の世界が現実に流れ出て、物語と空想世界が繋がってしまいます。

それにより世界は大きく動き

「一度決めた物語」すらも変え、「幸せに暮らす」事も叶わなくなる人間が

増えていきました。

 

残酷な幸せの物語。

本当の幸せを理解し、物語通りの結末になれる人間は残るのでしょうか…?